車椅子シーティングの方法

車椅子シーティングという方法をご存知でしょうか？実は、車椅子には色々な種類があったり、また、その人にあったカスタマイズも可能なのです。
まさ、使用者にあった車椅子作りを車椅子シーティングと呼んでいます。
現状として、病院や自宅など車いす使用者は実際に、適切はものを使用しているでしょうか？
ある調査では、老人保健施設や、特定老人福祉施設などで使用されている車いすに関しては、完全に適合されているものを使用できるところは少ないという調査も出ています。

個人に適合させる困難さ

理想的には個人にあったものを作成することが望まれますが、さすがに施設などで個人にあったものを提供することはなかなか難しいものです。
基本的に施設などに置いてある、車いすは一般的な写真のような車椅子が用意されています。
高さや座り心地などにこだわれないのです。
また、使用者に合った車椅子を提供しようと考えても、費用の面や、そのシーティング知識を有している人材がどの程度いるのかなどの問題も起きてきます。
特に費用的な面では経済的問題なども有していきます。もちろん、完全実費というわけではありません。身体障害者手帳などを持っていれば、ある程度は公費として認められ、免除されます。
つまり、その人の状況によって変わってくるわけです。
また、状態が変化していくような方にとっても、ある程度状態が落ち着いてからでないと、本当にその人に適合した車椅子を作成ることは無理です。せっかくシーティングして考え抜いたものができたとしても、その人の状態が変わってしまったら、再度シーティングを行っていく必要が出てくるからです。
そうなると、時間もコストも2重にかかってしまいます。
ですので、車椅子シーティングを行う際は、ある程度状態が落ち着いてから作成されることが望ましいのです。

今後のシーティングの課題

シーティンぐというのは非常に難しいものです。知識だけでは到底太刀打ちできません。そこには経験も大事な要素となってくるのです。
ですので、色々な場面において考えていくことが必要となってきます。
また、チームの連携も大事なことです。一人で考えていても、本当にその人の全体像を捉えてられているのか疑問だからです。実は生活の別の場面で困っていたり、目標が違っていたりするかもしれません。
シーティンぐと言うのはこれら全てを考慮して作成されるべきものなのです。
ですので、他の医療職や、家族などとの話し合い、そして本人の意見も交えながら行っていく必要があります。
車椅子シーティングの詳細についてはこちらのサイトを参考にしてみてください→http://gojyuukatakaisyou.com