スロージョギングが疲れにくい理由について解説します!

スロージョギングが疲れにくい理由

スロージョギングの走り方

スピードスケートや陸上の中距離競技の選手たちのゴール後の消耗ぶりは、大変な物があります。
その理由は、使われる筋肉によります。
実は運動するときに使う筋肉の種類によって、疲れにくいか疲れやすいかが決まってきます。
筋肉には素早く大きな力を出すことが得意ですがすぐに疲労してしまう筋肉、そして小さな力を長い時間発揮するのが得意な筋肉の2種類があるのをご存知でしょうか。
前者の筋肉で使われるエネルギーは糖質です。
そして糖質が代謝されるときに発生するが乳酸です。
一方、後者の筋肉は酸素によって燃やされた脂肪をエネルギー源として燃やされます。
またこの筋肉で、乳酸はエネルギー源として再利用され、きれいさっぱり燃やされるわけです。
スロージョギングのような運動強度の低い運動では、後者の筋肉が主に使われるため、乳酸が溜まり難く、疲れにくいのです。

マイペースでできるから続く

運動の強度を上げていくと、疲れてきて体を動かし続けるのが辛くなります。
そんな経験はだれしもあることです。
これは筋肉に「乳酸」という物質がたまることと関係します。
軽い運動から徐々に運動の強度を上げていくと、乳酸の量が急激に上がるポイントがあります。
その強度を越えたとき、人は疲れ始めるのです。
やみくもに走り出して、すぐに疲れてしまうのはこれが理由です。
スロージョギングのニコニコペースは乳酸が上昇する以前のペースで行えます。
辛さや疲れを感じないのは、そうした理由からです。
また、同じニコニコペースでもそのスピードは運動経験や年齢、性別などによって違ってきます。
時速7kmの人もいれば、時速2kmの人もいます。
スピードを気にせず、自分に最適なペースで走ることが長続きの秘訣なのです。
最大酸素摂取量が増えていけば、ニコニコペースのスピードはどんどん上がっていきます。

スロージョギングの走り方

エネルギー消費量は距離×体重

同じ距離を移動するのに、歩くときと走るのではエネルギー消費量が違います。
歩くときは歩き方によって消費エネルギーが若干変わってきます。
散歩レベルと速度では、もちろん後者の方がエネルギー消費量が多くなります。
これに対して走るという運動のエネルギーは、とてもシンプルに導き出すことが出来ます。
体重と走った距離で計算できるのです。
1km走れば体重1kg当たりの消費エネルギーは1キロカロリーです。
体重50kgならば50キロカロリーエネルギー消費が見込めるわけです。
スロージョギングのように、歩くスピードで走るときもこの消費量と同じエネルギー消費量が得られるわけです。
そのため楽してやせられるわかけです。
ある程度、スロージョギングを続けていくと、だんだん楽に走れるようになってスピードも上がってきます。
その分、走る距離が稼げるようになります。
その為、エネルギー消費量も上がっていくという訳です。

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